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時間がなく、どのあたりに住むかも決まってない状態で焦って決めた部屋の日当たりが悪く、後悔してます
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2019年11月28日急な転勤で東京へ、見知らぬ土地で自分に合った物件をスムーズに見つけられるか不安でした
このページの主な内容
部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。
この事から部屋探しも他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にとてもやる気が出る一冊でした。
第4137回目の今回は、損害保険に勤めている30代の女性会社員の方にお話を聞きました。2012年3月の転勤を機に、中部地方から関東地方へ、1Kでの一人暮らしに向け、3回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
中部地方から関東地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方で、不慣れな土地での部屋探しや周辺環境に強い不安を感じていたようです。実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
私が引っ越しを行った理由は勤務先より転勤の辞令があったからです。社宅や寮がない会社だったので転勤先の東京で限られた日数で慌ただしく部屋探しをすることになりました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
平日は、仕事終わりにひとりで気ままにショッピングやカフェ、週末には自宅で資格の勉強をしたり、まだ行ったことのない街へ出かけて美味しいお店を探したり等。せっかくなので東京を楽しもうとおもっていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
二週間程度掛かりました。仕事の引き継ぎや調整に時間がかかり、また引っ越し業者が繁忙期でなかなか予約出来ず、即日の引っ越しというわけにはいきませんでした。その他の準備は早期に済ませておきました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
都合よく理想に近い部屋が見つかるのか不安だらけでした。
ちなみに、遠方引っ越しならではの不満としては、転居先の情報収集が簡単にできないこと。病院や役場、スーパーやホームセンターなど、すぐに必要な場所が転居先の近くですぐに行ければ良いが離れていると探すのが大変。同じ市内であれば、そのような悩みはないのですが・・・
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
急きょ決まった転勤で、しかも三月の引っ越しシーズンの中、短期間で慌ただしく部屋探しをしなければならなかったから。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
だいたいどの辺りに住むのかすらしっかりと決まっていない中で、一日で部屋を決めなければならず、焦ってしまい最終的に決めた物件は日当たりが良くなくてとても後悔しました。
>>不慣れな土地でどこに住むか?勤務先への通勤時間や年収だけでなく、その街の生活費や施設も踏まえて考えると良いと思います。例えば、新宿勤務の場合、乗り換えなし、通勤時間が20分以内の駅はどこなのか?その中でも、一人暮らしの家賃相場が最もリーズナブルな駅は?
そして、生活水準が自分の理想に近いのかどうか?キチンと確認して、住む街は決めた方が良いと思います。下記、フォームから具体的な調べ方について、ご連絡を頂けると幸いです。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
10分程度の内見で、一部屋のみ見て、お部屋を決めたため、日当たりの悪さに気付けなかったことが後悔の原因です。住み始めてから、同じマンション内でも日当たりの良い部屋があったことが分かり、さらに落ち込みました。
4-3.失敗再発への対応は?
時間といろんな意味での余裕がないと部屋探しの成功は難しいです。住みたいエリアをいくつか決めて、あとは内見の後に再度時間をずらして見にいってみることが出来たら、気付くことがたくさんあり後悔が防げるのかと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
ありません。
5.引っ越し後のトラブル
洗面台の下の排水溝が詰まって水が流れなくなり、休日に業者さんに来てもらったらかなりの出費になってしまいました。まだ築浅で私が入居してから半年程の出来ごとで対応してくれた業者さんが不思議そうにしていました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
時間とお金の使い方を工夫するようになりました。部屋をいつでも綺麗にしておきたくて、以前よりも掃除や片付けをマメにするようになり、気持もすっきりした暮らしが出来ていたと思います。
6-2.そう思った理由は?
東京に来て、自分なりに考えるようになったからだと思います。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
知り合いがいない街で一人暮らしをはじめると、比較的時間が出来るため、日々の暮らしや自分の将来についてよく考えると良いと思います。
7.部屋探しのアドバイス
先ず、この部屋にした決め手は、宅配ボックスがあったこと。思っていた以上に助けてもらっていました。一人暮らしで帰宅時間が遅めの人には大変便利です。それと、マンション内にゴミ捨ての部屋があり、いつでも簡単な仕分けだけで捨てることが出来て良かったです。
これから引っ越す人へのアドバイスとしては心や体の健康状態にも影響がありそうなので、個人差はありますが日当たりはとても大事です。周辺の建物や環境を含めて、事前によく調べることをお勧めします。収納(クローゼット等)の有無は気にしておくと住み始めてから楽です。キッチンは狭くても最小限でなんとかなります。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
仕事関連の転居は、どうしても準備や部屋探しの時間が短く、本人もキャパオーバーになりがち。慣れていないと心身共に疲れます。失敗や後悔もたくさん。遠方への引っ越しはそれだけで不安だらけなのに・・・。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
勤務先の会社のエージェントでした。たくさんの物件を管理している不動産管理会社だったので情報量が豊富でした。上司が話を通しておいてくれたのでスムーズに進みました。担当者が素晴らしい方でラッキーでした。
9-2.不動産会社に期待する事は?
部屋探しからの契約の中で、主要な場所まで徒歩でどの程度かかるのか、教えてもらえるとありがたいです。引っ越しで忙しく、後手に回ってしまい忘れたり分からなかったりということもあるので、ライフラインの申し込みなども詳しく教えてもらえたら嬉しいです。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
転勤を機に3回目のお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、お仕事で焦って部屋を決めてしまい、日当たりが悪かったことをとても後悔されていました。次回に向け、ポイントは二つあると思います。
10-1.安心サポートを活用しよう
遠方からの引っ越しで周りに知り合いがいない方や「自分は大丈夫」と思っている人ほど加入していた方がいいサービスだと思います。これは賃貸物件を借りる際に、オプション(任意)や管理会社から強制的に加入をお願いされる場合があります。2年間でおよそ16,500円が相場で水漏れや鍵の紛失等のサービスを主に取り扱われています。
鍵の形状にもよりますが、一回紛失すると元を取れるほどの請求をされる為、特に初めてのお引越しをさ荒れる場合には加入をお勧めしています。(余談ですが)私はiPhoneのapplecareに加入しています。
最近あった質問で、駆け付けサービスの中に、ストーカーや強盗に遭った時、その家にもう住みたくない方向けに引っ越し代金を一部サポートしてくれるものがありました。女性で一人暮らしをはじめる方など、不動産会社さんに確認して、そのようなサービスがセットになっている物を選ぶのも良いのではないでしょうか?
10-2.昼と夜、時間帯をずらして、内覧を
時間帯をズラして物件を見ることは大切です。これは急ぎで物件を探している場合には難しい方法なのですが、とにかく昼と夜の雰囲気の違いは確認することをお勧めします。
夜になったら住民も揃いますし、夜道の暗さも体感することが出来ます。夜になったらオープンするお店はないか等も分かりますので、時間に余裕がある場合はこの辺りもチェックされてみてください。
以上の点を踏まえて、次回のお部屋探しでは良い物件に巡り合われることを願っています。ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
*頂いたコメントを参考に、今後の活動を改善していきます。
過去に頂いたトラブル相談やコメントは参考の為、こちらのページにまとめています。
国立大学卒業後、外資系証券と日系総合不動産会社を経て、独立。2013年より、個人顧客との折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を開始。
自身も8回の引っ越しを経験し、部屋探しの難しさを痛感。現在は、『取引の安心を失敗で』をモットーに、日々不動産取引のデータ分析を基にサービスを行っている。サービス開始以来、これまで300室の部屋探しをサポート。
保有資格:不動産鑑定士補、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士
相樂 喜一郎
株式会社リビングイン 代表取締役
電話でのご連絡は毎日8時~23時
☎ 03-6809-1804
✉ info@livingin.co.jp
*24時間以内に確認し、返信致します。
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