こんにちは、宅地建物取引士の大和田です。
インターネットや賃貸情報誌などで気になるお部屋を見つけて、今週末、内見の予約をしようか迷っている。そんな方向けに予約をせずに、週末や来店した場合と比べた、内見予約のメリットや予約方法、キャンセル方法をご紹介します。当日、店頭で時間を無駄にしない為にも、内見予約はスマホで事前にした方が良いと思います。
1.内見予約を行うメリット
入居後に後悔し、損をしないためにしっかりと行いたい内見。予約なしの飛び込みも可能ですが、なるべく予約はした方が良いと思います。これまでの経験から内見の予約をすると、下記のようなメリットがあると思います。
1-1.店内で待たされることが圧倒的に減る
内見の予約をしておくと、不動産会社の担当の方に時間を空けておいてもらえます。飛び込みのお客様がいたとしても優先してくれます。それだけ、スムーズに内見を行うことができるでしょう。コロナ禍の中、少しでもムダな移動等は避けた方が良いと思います。週末、飛び込みで内見を行う場合、失敗談を見ていくと、以下のような不幸なことがあるようです。
・その日のうちに内見ができず二度手間になる
・待っている間に希望するお部屋が埋まってしまう
今なら、スマホで部屋探しから問い合わせまで出来る時代なんで、見てみたい部屋があれば、気軽に予約してしまった方が良いと思います。
1-2.資料やカギの準備をしてくれ、無駄がない
通常、空室のお部屋は鍵が閉まっているため、内見をする際は事前に鍵を手配する必要があります。この鍵の手配、管理者(大家・管理会社)さんと連絡がつかなかったり、管理者さんがお休みをとっていたりすると、時間がかかってしまうことがあります。予約をしておけば、前もって手配しておいてもらえます。
また、賃貸のお部屋では前の入居者が退去してから新しい入居者が入居するまでの間に、ハウスクリーニングや原状回復・リフォームなどを行う場合があります。この場合、基本的には内見ができません。その為、予約をしておけば、前もって調整し、その可否を知ることが出来ます。当日、連絡しても出てくれない管理会社さんもたまにいます・・・。
上記のようなメリットがあることから、なるべく予約することをオススメします。なお、予約をしたからといって、必ず内見ができるというわけではありません。賃貸のお部屋は早いもの順で決まります。内見を予定していた日よりも前に他の方が契約をすれば、当然、内見はできません。
2.内見の予約の具体的な方法
では、内見の予約をしたいとき、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?不動産会社さんとの連絡手段には電話やメールなどがありますが、内見予約の場合は日程調整でミスが無い様にメールの方がよいでしょう。急いでいるケースなど、電話連絡をする際、メモがあると便利です。
2-1.タイトルなどあらかじめメモしておきたい内容:
・内見をしたいお部屋の管理番号(あるいはマンション名とお部屋番号)
・内見を希望する日時(複数あるとよい)
2-2.メールに記載しておきたい内容:
・内見の日時
・店舗の場所(あるいは合流場所)
・担当者のお名前
・当日の流れ
・当日の持ち物
ちなみに、不動産会社さんは、学校や会社がお休みとなる土日祝日に混雑する傾向があります。その為、平日の方が内見予約をとりやすいですし、ゆっくりと行うことができます。念のため、営業時間を確認してから、連絡してみて下さい。
3.内見予約のキャンセル方法
予約の方法は比較的簡単なので分かったと思いますが、何らかの事情でキャンセルせざるを得ない状況になってしまうことも考えられます。では、キャンセルの連絡はどのように行えば、後々トラブルにならないのでしょうか?通常、内見のキャンセルの連絡は電話でもメールでもどちらでも可能です。ただし、当日キャンセルであれば、電話の方が良いと思います。
<キャンセルの連絡で伝える内容>
・氏名
・内見を予定していた日時
・マンション名と部屋番号
・キャンセルの理由
・感謝と謝罪の気持ち
キャンセルの連絡をしないままでいると、相手の方は内見の用意を進めてしまいます。相手の方の余計な負担を減らすため、なるべく早めに連絡をするようにしましょう。当然のことですが、無断キャンセルは相手の方に迷惑がかかりますので、やめた方が良いと思います。
4.内見予約の要否やそのメリットまとめ
週末、時間のある時にふらっと不動産屋に行って、お部屋の内見を行う事も出来ますが、面談やカギの準備などのムダな時間を減らすために、内見予約をした方が良いと思います。
事前に、条件や意向を伝えておくと、他にも条件に合った部屋を紹介して貰う事も出来ます。相場なども当日、突然聞いても担当の人も分からない事が多いです。なるべく、リーズナブルに部屋を借り、損をしたくない場合には事前に連絡し、スムーズに進めた方が良いと思います。以下、今回のまとめです。
4-1.予約のメリット:
・店舗で待たされることがない
・鍵の手配や関係者との調整などをしておいてくれる
4-2.内見予約のポイント:
・日程調整があるため電話連絡がよい
・メモを用意しておく
・土日祝日は混雑する
4-3.内見キャンセルのポイント:
・電話でもメールでも可※当日キャンセルは電話がよい
・氏名、日時、マンション名、部屋番号、キャンセル理由、感謝と謝罪の気持ちを伝える
・相手に余計な負担をかけないようなるべく早めに連絡
念のため、後で面倒にならない、内見キャンセルの理由はこちらにまとめました。又、メールでキャンセルする場合のテンプレはこちらに整理しておきました。
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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