目次
こんにちは、不動産で明るい毎日を目指す六本木の不動産屋、(株)リビングインで建物の管理や住まいのトラブル解消を担当、防犯設備士兼宅地建物取引士の相樂です。
私たち、アリネットは住まいのトラブルを減らすため、2000年以降、引っ越しを経験された方、累計6,700人超の方にアンケートを行い、様々な部屋探しの体験談や失敗談を集計し、分析してきました。
今回は、内見を一回で済ませたい、忙しい方や部屋探しの経験が少ない方向けに、宅地建物取引士の大和田と一緒にアンケートの回答を生かし、『内見を一回で終わらすために、測定の為に当日に持っていきたい道具、着ていきたい服装』について、説明していきます。
1.コンベックスタイプのメジャー
メジャーは内見の際に行う測定で一番大事な道具です。
他はともかく、これがないと、ほとんどと言っていいほど、現場で有益な作業ができません。
1-1.メジャーの長さは、3mから5mが適当
2m巻きのメジャーだと、ベッドや扉、窓枠などを測定する時、長さが足らなくなってしまう可能性があります。
1-2.コンベックスタイプのメジャーがオススメ
コンベックスタイプとは、両端を持たなくても真っ直ぐな状態を保ち、折れないタイプのメジャーのことです。
たとえば、天井からぶら下がっている照明の高さなど、手が届かないようなところを踏み台などを使用することなく、測定することができます。他にも、部屋の奥行きや横幅等を測る時、ヨレるタイプのメジャーだと、正しく計測が出来ません。
1-3.メジャーは100円ショップやホームセンターで
一般的なメジャーであれば、100円ショップなどで購入できます。他にも、メジャーは不動産会社が貸してくれるケースもあります。もし、借りたい場合、スリッパ同様、内見前にあらかじめ、担当に確認を取っておくようにして下さい。
2.自宅にある家具・家電のサイズのメモ
内見をする前に、あらかじめ、自宅にある家電や家具のサイズを測っておいて下さい。紙やスマホなどにメモして、内見へ。他にも、必要に応じて、
- 冷蔵庫や棚は右開きか左開きか
- 棚はキャスター付きかどうか
- 日焼けしやすいかどうか
といったことも、合わせてメモしておくと時間を無駄にすることなく、内見が出来ます。残念な結果にならないために。このメモを用意しておくつもりが面倒さから先送りにして、当日忘れてしまった、ということもあります。
忙しい人ほど、注意をしてください・・・、何度も現地に行く方が煩わしいと思うので。
3.カメラ(スマホ)
内見の際はカメラがあるとよいです。もちろん、スマートフォンに付いているカメラで大丈夫です。例えば、以下のような場所を写真に納めておくと、後で比較しやすいです。
- コンセントや電話線の位置
- 洗濯機置き場の蛇口の位置
- 収納スペースの構造
などは、メジャーで細かく測定するよりも写真の方がパッと見で分かりやすいです。
なお、写真を撮るつもりだったけど、測ることばかりに集中していて、うっかり忘れてしまった、というということにならないよう気を付けてください。過去にあった実話です。再度、部屋に戻ることになり、時間を取る事になったので。
4.懐中電灯やライト
内見の際、ライトがあった方がよい場合があります。
- 何件も内見をしていたら暗くなってきてしまった
- 改装中であるため電気が通っていない
といったケースがあります。ライトはスマートフォンに付いているフラッシュライトでも代用することができます。ただ、スマートフォンに付いているカメラと同時に使うことがある場合、単独にライトを用意した方が良いと思います。
メジャーと同様、ライトも不動産会社が貸してくれることもあります。借りたい場合、あらかじめ担当に確認を取っておくようにして下さい。
改修中や掃除前の部屋についてはスリッパなども担当にお願いしておくと、靴下が汚れず、賢いと思います。もちろん、言わなくても持って来てくれる人もいますが・・・。
5.”動きやすい”、”脱ぎやすい”、”汚れても問題ない”服装
内見は服装も大事です。測定の際、頻繁にしゃがんだり手を伸ばしたりします。季節によっては室内はムッと暑く、汗をかく可能性もあります。
清掃やリフォーム前であれば、ほこりなどで靴下が汚れてしまうこともあります。その為、内見の際は、なるべく、
- 動きやすい服装
- 上着などが脱ぎやすい服装
- 汚れても大丈夫な服装
で行くことをオススメします。靴も1日に4件、5件と何件も回るという場合、歩きやすくて脱ぎやすいものをお勧めします。ただ、
- ジャージ
- ハーフパンツ
- サンダル
といったあまりにラフな格好でいくと、本当に稀に管理人さんによっては評価が下がり、審査に通りにくくなってしまうこともあるかもしれません。その為、だらしなすぎる格好を避け、バランスを考えてください。不動産屋は結構お客様を見て、その後の態度を変えています。
6.内見時の測定は測るところだけでなく、道具や服装も大事
今回、先日書いた内見時に測定してほしいポイントだけでなく、内見時の持ち物や服装について、説明してきました。
特に、部屋探しの経験や遠方からの引っ越しで時間を十分に取れない方は一回の内見を効果的に行うため、カメラやメジャーは忘れないようにして下さい。以下、今回のまとめです。
- ”3mから5m”、”コンベンションタイプ”のメジャーを持っていく
- 自宅にある家具・家電のサイズや特徴などを記したメモを持っていく
- 写真撮影のためにカメラ又は、スマートフォンを持っていく
- ”改装中の内見”、”夜間の内見”といったことを想定して、ライトを持っていく
- ”動きやすい”、”脱ぎやすい”、”汚れても問題ない”服装で行く
資料と実際が違ったトラブルや隣人や騒音問題の実際にあった相談を基に、内見時に室内以外で見てほしいポイントを整理しました。契約を不履行に出来た事例のやり取りも付けました。部屋探しの経験が2回以下の方には特に読んでもらいたいです。
7.内見時の確認・チェックリスト
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。ご紹介した内容が将来の失敗やトラブルを防ぐ一助となったら、嬉しいです。
実際に引っ越しを一回経験してみると分かりますが持ち物や事前準備は当日、現場でぼーっとしないために本当に大切です。
特に、部屋探しの経験が2回以下の方から『内見時にどこを確認すれば良いか?』はよく聞かれます。その為、これまでのアンケートや失敗談を参考に無料で使えるチェックリストを作りました。ぜひ、内見時に使ってみて下さい。
4,600件の失敗談を基に作った内見時のチェックリストはこちらのページです。人気のある他社の内見チェックリストも同様にまとめています。他にも、今回同様、最近、お客様に聞かれた「内見の申し込み後のキャンセルって、罰金ありますか?」についてはこちらのページにまとめました。
私たちは、2012年より地域に根付いた不動産屋として、住まいのトラブルに特化し、住宅ローンの返済だけでなく、騒音や隣人、契約トラブル等のトラブルを解決してきました。
現在、無料相談を実施しており、相談者の方には住まいの問題解決事例をまとめた冊子も無料で差し上げております。問題を早期に解決し、一秒でも早く、明るい毎日を取り戻して下さい。ともかく、ぜひ一人で悩まず、時間を無駄にしない様、早めにご相談ください。
これまで、8年間300件近い住まいのトラブルの相談を受けた中でもさまざまなケースがありました。
ここに記載出来ない内容で困っている方もいると思います。もし、あなたが現在トラブルに悩まされているのであれば、トラブルが大きくなる前にお近くの専門家に相談することをお勧めいたします。信頼できる先がすぐに見つからない場合、弊社の無料相談にご連絡ください。
これまで多くの住まいの問題を解決した経験や知識を活かし、あなたの力になれると思います。ぜひ気軽に無料相談までご連絡ください。
私たちは今後もあなたの大切な人生と平穏が守られますよう、4,600件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいの問題解決のトップランナーとして、専門家と協力し、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
念のため、【建築士と考える】住んでもいい事故物件の見分け方、内覧時に使える方法をレクチャーしてもらいました。最近流行っているカスタマイズ賃貸についても、こちらにまとめました。不動産トラブル専門の弁護士による、契約直後の事故物件発覚時の告知義務違反等の対応についてはこちらのページにまとめました。
>>賃貸マンションの騒音問題を避けたい方向け、内見前の構造や間取り確認と引っ越し後の対策まとめ
>>マンションの内見後に入居申込をしたが、罰金無しでキャンセルはできますか?
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。