家賃とは、賃貸物件を使用するために、借主が貸主に対して支払う対価ことをいいます。
消費税は、住居系の場合は非課税で、事務所や店舗、工場、倉庫、駐車場など、住居系以外の場合は課税対象です。
家賃の金額は、一般的に、下記のような要素に基づいて設定されます。
・広さ
・間取り
・日当たり
・階数
・築年数
・構造
・デザイン
・設備
・セキュリティ
・地価
・最寄駅までの距離
・スーパーやコンビニまでの距離
家賃の金額は、入居前に支払う敷金や礼金、仲介手数料の金額の基準になるもので、広告やパンフレットなどでは、「敷金2ヵ月分 礼金2ヵ月分 仲介手数料1ヵ月分」などと表記されます。
家賃の支払いは、月払い制で、月末までに翌月分を支払うのが一般的です。
入居時に関しては、賃貸契約の際に、当月の家賃(入居日から月末までの日割り家賃)と翌月分の家賃を払う(『前家賃制』という)のが一般的です。
なお、マンションなどの集合住宅の場合、毎月支払っていくお金として、家賃のほかに、『共益費』や『管理費』があります。 科目は別でも、毎月の実質的な支払い額は、これらと合算した金額になります。
決められた期日までに家賃が支払いが行われないことを『滞納』といいます。滞納をすると、『遅延損害金』が発生したり、契約を解除されたりすることもありますので、注意をしてください。
昔から、「家賃の金額は収入の3分の1に抑えるとよい」と言われています。ただ、例外もあり、私たちは、年収が300万円以下の場合には、引っ越し後のライフスタイルを考え、収入の4分の1までに抑える方が満足感が高い部屋選びができると思います。
お部屋探しをする際の参考にしてください。
担当 相楽
▶関連用語:敷金、礼金、仲介手数料、日割り家賃、前家賃制、共益費、管理費、滞納、遅延損害金