1.リノベーションとは?
建物の建築構造は活かしながら、古い水回り設備の仕様を配管などから大幅に変更したり、壁や柱などを取り除いたり、お部屋そのものの持ち味や使い方を変更するなど、大規模な改修を行うことを言います。
たとえば、事務所ビルとして使っていたところを、賃貸住宅へ全面的にリノベーションすることもあります。
2.リフォームとの違いは?
お部屋の仕様を変えるという意味で、『リフォーム』と呼ばれる言葉もありますが、リノベーションより規模が小さいイメージです。最近では、古くなった賃貸のお部屋をリノベーションして、新築並みの住みごごちに変えて、空き家を少なくしたりする工夫がされているところも増えています。
民間の住宅だけでなく、昔からある団地・URでもリノベーションを活用した、空き家対策が行われていたりもしますし、注目されている手法です。新築にこだわらず、リノベーションの住宅を探してみるのも価格的に抑えることが出来いいと思います。
3.『カスタマイズ賃貸』とは?
契約・入居の際に、借主が、お部屋の中を、リノベーション、または、『リフォーム』できる賃貸のお部屋も登場しています。リノベーションまではいきませんが、入居後に、自由にお部屋の中に手を加え、原状回復義務のない『借主負担DIY型賃貸借契約』というのもあります。
お好みの住まい方に合わせて、いろんな形態の賃貸住宅がありますので、希望のスタイルに合わせた提案もさせていただきます。お気軽にご相談ください。
念のため、リフォームやリノベーションされたお部屋を借りたり、購入する場合には室内だけでなく、建物、そして、管理組合の積み立て等収支報告書をキチンと確認して下さい。銀行員は住宅ローンの承認を出す時にあまりこの辺りは言いませんが、将来万が一、売却する時には修繕積立金や売買価格に大きな影響を与えるため、大切になってきます。この辺りはこちらのページにまとめておきました。
他にも、先日、空き家トラブルに困っているオーナーさんや賃借人の方を踏まえ、現状や対策についてインタビューを行いました。空き家に困っている方向けですが、困りそうな方も是非見てみて下さい。
担当:馬場
▶︎関連用語:カスタマイズ賃貸、借主負担DIY型賃貸借契約、リフォーム