ワンルームマンションとは、生活スペースにキッチンが備え付けられたワンルームで構成された集合住宅のことをいいます。 キッチンのほか、ユニットバスやトイレが備わっているケースもあります。
一般的に各お部屋の専有面積は20平米程度で、ひとり暮らしを想定して作られています。
20平米を畳数で表すと約12帖です。 お部屋の形が長方形や正方形であれば家具家電を無駄なく配置できるので、実際に目で見てお部屋の形を体感することをオススメします。
意外に見落としがちなのが、窓の位置と大きさです。 専有面積が広くても窓が多すぎる場合、家具家電の配置が難しくなってきます。 太陽の光はとても大切ですが窓の位置、大きさも合わせて確認しましょう。
南向きの窓はとても明るく部屋の第一印象がとても良いイメージですが、実際に真夏は灼熱地獄となる場合もあるので、夏以外や夜間に内見した場合は注意が必要です。
たとえば南向きの窓と西向きの腰高の窓があるお部屋では、お部屋の中で日傘をささなければならないほど、日差しと暑さで大変なケースもあります。 ぜひ窓の方位も見てみてください。
ワンルームマンションの特徴は、一つのお部屋にキッチンも設置されていることです。 キッチンに加えて、ユニットバスが設置されているケースもあります。
それにより、ワンルームマンションには以下のようなメリット、デメリットがあります。
メリット:
・生活に必要な設備がまとまっているので、生活動線にムダがなくコンパクトな暮らしができる
・お部屋を移動するたびにドアの開け閉めが不要なので、お部屋を快適な温度に保てる
・ドアや壁が少なくて住む分、同じ広さのお部屋に比べて家賃が安い、広い
デメリット:
・料理の際、ニオイや熱がお部屋にこもる、洋服にニオイがつく
・料理など作業スペースと生活スペースが一体化しているので、メリハリのついた生活がしにくい
・視界に入る家具や荷物が多くなるので、お部屋が雑多な印象になる
これらのメリット、デメリットを知った上で、自分のライフスタイルにあったお部屋を探したいですね。
なお、東京都心では近年、ワンルームマンションの人気は下がりつつあります。 たとえば、ある賃貸の検索サイトで東京都心のお部屋タイプを検索してみると以下のようになります。(2019年3月時点)
・1R :27,017件
・1K :61,123件
・1DK:8,155件
・1LDK:34,770件
同じようにお部屋は一つでも、キッチンとの間にドアが設置されている1Kのタイプのお部屋が人気です。
とはいえ、間取りだけでは判断が難しいケースも多いので、迷った際はやはり下見(内見)で確認されることをオススメします。
担当 相楽
▶︎関連用語:1R、1K、1DK、1LDK、1LDK