二重家賃とは『賃貸で旧居と新居の両方で支払わなければいけない家賃』のこと

二重家賃とは、賃貸で今のお部屋から別のお部屋へお引越しする際、タイミングによって旧居と新居の両方で支払わなければいけない家賃のことをいいます。

たとえば、契約で今住んでいるお部屋の『解約予告』が退去日の1か月前までとなっていたとしましょう。 3月31日に引越しを予定している場合、1ヶ月前の2月28日までに解約申請を出さなくてはいけません。

しかし解約予告を出し忘れてしまい、3月10日に慌てて申し出ても、4月10日までは退去済みであるにもかかわらず、旧居の家賃が発生してしまいます。 そうすると、3月31日から入居した新居の家賃を払いつつ、4月10日までは旧居の家賃も二重で支払わなければならないのです。

なお、解約予告は1ヶ月前となっているお部屋が多いですが、異なることもあるため、契約書をみて「解約・退去までに必要な期間」は早めに確認しておきましょう。

二重家賃を防ぐには、
・入居日まで余裕がある完成前の新築のお部屋を探す
・現状リフォームしていて入居日まで時間がかかる中古のお部屋を探す
・前居住者が住んでいるななど入居可能日までに日数がかかるお部屋を探す
・不動産会社に交渉して家賃発生日をを遅らせる
・家賃が一定期間無料になるフリーレント物件を探す
など、入居日の設定に融通がきくような物件探しをするとよいでしょう。

反対に、空室で即日入居可の物件は、入居審査が通るとすぐに契約しなければいけない場合が多いので要注意です。

新居のお部屋を決めると、入居日の設定を要求されますが、焦ることはありません。 「退去日を確認してから、入居日をお伝えします。」とお話して、二重家賃を自ら防ぎましょう。

お引越しの繁忙期は難しいかもしれませんが、意志を伝えることは大事です。 二重家賃に関してお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

担当:馬場

▶︎関連用語:解約予告、入居日、退去日

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相樂 喜一郎

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相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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