ご相談頂きありがとうございます。また、引っ越し直後のとんだご災難でお気の毒に存じます。
1.管理会社に早めに対応してもらうにはどうすればいいでしょうか?
先月入居した物件の設備についてなのですが、3口コンロと記載があったのにも関わらず、入居の際のガスの立ち会いで一つは使用不可、もう一つもあまり点火せず、実質一つで現在生活しております。
管理会社に連絡したところ、まずは見てみますと仰っていたのですが業者も繁忙期なのでと後ろ倒しにされ、こちらが困っていると再三連絡をしたところ、それなら業者と直接やり取りして頂けますか?と言われ承諾しました。
元々あちこち内見では確認できない修理部分があったり、管理会社の対応とそのスピードの遅さに呆れていたので、直接工事業者とやり取りをした方が早いと思ったのですが、未だ調整中と言われて見にもきて頂けていません。
生活に支障が出ているため、管理会社に早めに対応してもらうにはどうすればいいでしょうか?
2.都庁など管轄から以下のような行政処分を行うことが出来ます。
2-1.契約書・重要事項説明書にウソがあった場合、具体的な処分は?
・思惟処分
・営業停止
・免許取消
ただ、トラブルを解消するため、引っ越すのか、それとも住み続けるか損害賠償の請求を行うのは本人が弁護士などを雇って行う事になります。なぜなら、行政は民事問題には一般的に不介入だからです。
2-2.管理会社へ問題の対応を急かすには?
一般的には契約書等に不備があり、実態と大きく異なる場合、都庁などに伝える事を話すと、処分を恐れ何かしら行動を起こしてくれると思います。
それは、部屋を紹介した客付け会社であったとしても、契約書と実体の内容を確認せず、契約しているので処分の対象になります。もちろん、契約書を作成した、管理会社の方も内容に不備があるため、処分の対象になります。
3.このようなトラブルに遭わないために
3-1.管理会社への相談は早急に、詳細に
今回の場合、電気・水道・ガスといったライフライン設備のチェックは内見時には止めている場合が多く、設備不良を見つけることは困難かと思います。
しかし原則、賃貸での付帯設備の故障は、通常貸主が負担することになっていますので不良を見つけたら早めに管理会社に連絡をしましょう。
その際に、ただ単にガスコンロがつかないというだけでは問題として軽視されてしまうことがあるため、できる限り詳細なことまで伝えて緊急性を高めることが必要です。また2-2でも記載の通り、処分の対象であるなどを伝えることによって、さらに効果的になると思います。
3-2.契約後、入居前の再内見も効果的
時間的・金銭的な余裕があるのであれば、本格的な転居の数日前に再内覧をし、設備の状態をあらかじめ確認しておくことが理想です。
そうすることによって、仮に設備に不具合があったとしても、本格的にそこで生活するまでに対応が可能となることがあります。
以上ご参考頂き、また何かありましたらいつでもご連絡ください。念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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