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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、メガネの通販で一気に有名になったオンデーズという会社を知っていますか?
2018年にオンデーズの劇的な再生劇を書いた書籍がベストセラーになった田中修治社長はあるインタビューの中で、『起業家が日々実践すべきことに、「失敗を研究すること」を第一に挙げる』と言っていました。
正直、部屋探しや引っ越しは起業とは全く違います。ただ、当社のアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をデータから真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。ちなみに、田中社長が『失敗を研究すること』とした理由は、『成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で、失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある』と答えていました。日々の失敗分析にやる気が出る一言でした。
今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。
第1672回目の今回は、20代の水商売に勤めている男性パート・アルバイトにの方にお話を聞きました。2018年9月に実家からの自立を機に1Kでの一人暮らしに向け、初めての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
初めてのお引越しで、初めてのお部屋探しでやり方が分からなかった20代の男性のお話です。 30歳になる前に自立して一人暮らしをしようと思ったが、初めての引っ越しで何から始めるといいのかが分からなかったようです。その後無事お引越しできたのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
30歳になる前に自立して1人でできるようにしたかったからです。どうしても親離れをしたかった。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
半年後には誰も邪魔されず、1日外を眺めながらゆっくりとした生活を想像してました。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
1か月半は掛かりました。はじめての部屋探しでやり方や探し方が全く分かりませんでした。仕事が忙しく、途中、それどころではありませんでした。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
お部屋を決めて引っ越してから気がついたのですが、隣との壁の薄さや節々のがたつきなどを先に言っておいてほしかったです。壁に関しては普通の会話が全部ただ漏れです。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
壁の薄さの問題に関しては、発泡スチロールを壁に置いて少し防音にしました。玄関などのすきまが空いているところはスポンジを細く切り両面テープなどで貼って隙間をなくしました。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
後で知ったのですが、気になること思ったことなどは担当の方にどんどん遠慮なく聞いた方が後悔しないです。例えば、隣との壁の厚みや外の音がどのくらい聞こえるか、隣の部屋の人は反社会的勢力に関わってる人なのかなどしっかり聞いた方が良いですよ、後で問題にならないために。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
僕も一人暮らしが初めてだったので、質問攻めとかするのを遠慮してしまったことに後悔しました。
4-3.失敗再発への対応は?
1人で部屋探ししないで友人、家族などと最低でも二人で部屋探しした方が気が付く点が多いと思います。良い部屋があったら、その場で決めずに決める前に夜もう一度家の近くに行ってどのくらい周りの家が騒がしいかなど確認しておくと良いと思います。
物件探しは昼間なので皆仕事行ったりしてるので夜がどんな感じなのか、街灯はどのくらい明るいのか人通りもどのくらいかなど事前に見ておくと良いと思います。特に、女性の方は夜危ないので・・・。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
夏になると隙間から虫が入ってくるくらいです。 隣の反社会的勢力の人は実は知り合いだったので、隣とのストレスは解消されました。近所の人達とも今では立ち話をするくらい仲良しです。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
隣の部屋との壁の薄さ、湿気、蟻の行列、ダニ大量発生、電気に虫が集まる、下水逆流、ドアのがたつき、歩くと部屋が揺れる
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
田舎ってこともあって、近所の人達が皆、優しい人だったので嬉しかったです。時々作りすぎた食べ物を持ってきてくれたり、洗濯機を貸してくれたりするので、引っ越したら先ずは挨拶周りと外で会ったらしっかり挨拶しましょう。
6-2.そう思った理由は?
実体験です。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にありません。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
家と言うのは、自分が一番落ち着く場所だと思うのでセキュリティや騒音、治安などが良いのかしっかり聞いたり自分で調べたりした方が良いですよ。
あと、隣との壁は絶対確認しておくと良いと思います。部屋決める前に夜に下見に行くのもおすすめです。雨の日に行くのも良いと思います。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
今回は、自立のための引っ越しだったので、特にありません。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
近くの引っ越し屋さんを選びました。
9-2.不動産会社に期待するは?
きちんと質問に答えてくれることを期待します。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は「音」に関して悩まれているようですね。
賃貸物件の中でもこの「音」に関するトラブルが一番多いと言われています。共同生活の場なので、無音はまずありえませんが、人の音の感じ方や生活リズムが違う為、神経質になりやすいポイントでもあります。
また、物件を決める前にもっと質問をしておけばよかったと後悔をされているようですね。これは初めてのお引越しで何を聞いたらいいのか分からないということもありますが、その時は既にお引越しを経験したことのある友人や先輩などに付いてきてもらうと非常に心強いですよ。
10-2. 第三者の目線で物事を見てくれるので、自分で気が付かないポイントを助言もらえたり
「音」は建物の構造によって、遮音性が上下します。鉄筋コンクリート造がよくて木造がダメと今までは言われてきておりましたが、防音対策をしっかりとされている木造物件は昔の鉄骨造よりもはるかに遮音性能が上がっています。
その為、木造だからダメというわけでは無く、築年数や施工方法によっても音の聞こえ方は変わってくるので、一概には言えませんが、木造=NGという発想は捨てて探してみると意外といい物件が見つかるかもしれません。実際に設備等を担当の方に聞いたり、現地で確認されることをお勧めします。次回のお部屋探しでは成功して欲しいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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