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今回は、はじめて一人暮らしする方向けに、4,000件を超える部屋探しの失敗を見てきたエラアが考える満足度の高い部屋をいかに効率よく探すかとその注意点に特化して、手順を含め、説明します。特に、引っ越し経験の少ない男性の遠方への引っ越しは後悔する可能性が特に高いので、これを読んでから部屋探しを始めた方が失敗は減ると思います。
なぜなら、2020年9月にスマートメディア株式会社が発表した男女966名に行った脱都心・地方移住に関するWEBアンケートによると、『将来不安と居住の快適性を求め、引っ越し先を慎重に探す人が増えている』とのことでした。
具体的には、コロナウイルスによる景気の落ち込みで、収入不安から引っ越しを慎重に考える人が圧倒的に増えています。また、自宅で過ごす時間が増え、これまでの都心への利便性だけでなく、住まいの快適さを求め、勢いだけの引っ越しから慎重な引っ越しが行われえるようになった実感があります。
多くの方が考えてる通り、これからはスマホだけの短期間でムダな引っ越しを繰り返し、貯蓄が全くできない生活をするのではなく、じっくりと決め、長く住める部屋を探す方が圧倒的に増えていると実感しています。
例えば、弊社の場合、部屋探しをする前に先例を生かすため、診断を希望する人が増えています。特に、土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方や自分にあった優先順位を考え直してみませんか?
1.部屋探しで失敗しないために情報弱者としてカモられないこと
部屋探しで失敗しないために重要なのは、言葉は悪いですが『情報弱者として、カモられないこと』です。では、情報弱者の共通点とはいったいどこにあるのでしょうか?
失敗例を分析した結果では、
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自分で確認せず、人を信じやすい人が情報弱者として、圧倒的に狙われやすい
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と考えています。
1人暮らしの高齢者や地方から上京する学生は周囲に相談する人がいないことが多く、近所の人や友人からすすめられ、疑うこともせずに契約してしまいます。名古屋から東京に引っ越し、部屋探しに失敗した自動車メーカーの営業マンによると「忙しくて、そんなに検討する暇がなく、担当者の話を鵜呑みにしてしまった…」と話してました。
知識があるから、情報弱者ではないということではなく、『自分で調べることをせず、人を信じ、人任せにしてしまうことが情報弱者になってしまう原因だ』と言えます。
最近話題になった詐欺集団も同じです。どうして、こんな大金を騙せたのか?桜を見る会に参加し、自分はちゃんとした人なんだと周りを信じ込ませ、この人の言うことなら、間違いないと思わせたことで情報弱者を作り出していたと考えられます。
では、部屋探しで情報弱者にならないためにはどうすれば良いか?これまで、失敗を分析して分かった部屋探しで情報弱者にならないために気を付けるべきポイントは以下の3つです。
1-1.部屋探しとは何かを勉強する
他の詐欺のネタとは違って、部屋探しの場合には明らかに犯罪とは言い切れない部分が多くあります。引っ越しや部屋探しという位置付けなので、リスクがあり、それを理解して自己責任でやるべきだからです。その為、告知事項違反を後から言いにくい事も多く、金額的にも、何百万円もするものではないため、訴訟も起こしにくく、諦めるケースが少なくありません。まずは、部屋探しとは何か?をしっかりと勉強することです。
・ 自分はどのような物件を探せばいいのか?
・ どういった手順や基準で部屋探しが出来るのか?
・ どの不動産屋、担当から紹介を受ける、借りれば良いのか?
など、本を読んだり、友達や不動産会社に相談したり、今ならネットで簡単に学べます。まずは最低限の知識は身につけましょう。厳しいようですが、それができないのであれば、満足いく部屋探しはなかなか出来ません。
1-2.助言をもらえる専門家と信頼関係を築く
次に、信用できる専門家、不動産会社の営業マンや両親・友人などの経験者と関係を築き、アドバイスがもらえる環境を作ることです。率直に言って、周りに部屋探しをしたことがある人はそんなに多くないと思います。特に、満足のいく引っ越しをされている方はかなり少ないと思います。そのため、正確な情報が入らない、相談できずに自分ひとりで決めてしまうということが起こります。
ちなみに、国土交通省調べでは、生涯で平均引っ越し回数が3~4回のため、引っ越しや部屋探しになれている人は非常に少ないと言えます。
今は、SNSなどでも簡単に情報交換できますので、積極的に質問し、他の人の意見を聞いて、自分でも納得した上で契約すべきです。
1-3.しつこい勧誘のある会社や部屋では契約しない
失敗例を分析していく中で、しつこく勧誘をしてくる会社や部屋はまず良い部屋ではありません。高額な手当てがもらえるなど、紹介する側にもおいしいオトナの事情があるから営業するわけで、会社が儲かる部屋であなたが満足できる部屋があるはずがありません。例えば、敷金・礼金がゼロゼロのお部屋など、本当はよく注意して、理由を確認して、決めてほしいと思います。
皆さんも情報弱者と思われ、決して騙されることが無いように、きちんと知識と環境を整えてからスマホで部屋探しを始めてください。信じていたのに騙されたという失敗例は多いです。では次章から、満足度の高い部屋を効率よく探す手順と方法について解説します。
2.手順1:エリアや駅を決める
東京で一人暮らしをはじめ、先ずは生活の基盤を築くには『穴場?エリアは知られてないけど、実は都心へのアクセスが便利な駅。そして、駅周辺でリーズナブルなマンションを選ぶ』二軸で考えるのが最も賢い方法だと思います。私たちが行った失敗分析では、検討期間が短いと失敗する?や、遠方引っ越しだと失敗する?のかなど、これまでデータで開示されなかったものをその原因や対策を基に紹介しています。
・~~を無視すると、どんな失敗をするのか?
・では、何をすれば良いの?
失敗からこそ、学びがあります。他人の失敗を笑う者は同じ失敗をしてしまいがちです。経験が少なかったり、土地勘がないのに急いでいるからと住まいを見ずにオンラインだけで決めてしまったり…。全く同じものが二つと無い不動産。基本的に条件の良い部屋から埋まっています。この中で、自分にあった掘り出し物を効率的に見つけるには?
2-1.掘り出し物件の効率的な見つけ方
引っ越しまでのスケジュールなどの時間について、どうしてもと急ぐとその瞬間空いている又は空く予定の部屋しか、不動産屋さんも紹介できません。空く予定の部屋は中が見れなかったり、工事などで予定に合わなかったりします。これは今回はトピックではないのでいつかまとめます。
2-1-1.まずは、ザクッと予算や希望の生活を教えてもらい、後は担当に部屋探しを任せるのが正解だと思います。
検索機能に特化しているスマホだけでは、曖昧な条件で最適な選択はしてくれません。例えば、職場だけでなく、週末、買い物や食事を友達と楽しむため、ターミナル駅へのアクセスを考慮しつつ、家賃相場などを見て、決めるといいと思います。
2-1-2.次は、非常に大切なエリアについて、多くの方が希望されるのはご自身の知っている又は有名な駅やエリアです。
これだと私たちが得意な穴場の駅や部屋は正直生かせませんし、ご提案も出来ません。その為、東京のことは一旦、私たちに任せてみて下さい。気に食わなかったら、言ってもらえれば、そこで再度調整していきます。
私たちは通勤時間20分以内、ターミナル駅(用語集へリンク!)へ20分以内で行ける駅の中で、相対的に家賃が安い駅を選び、事故物件や人身事故など気持ちが悪い情報から、コンビニやスーパーの位置など生活に必要な情報も調べ、東京いい駅ジワる駅として、まとめています。
2-2.エリアや駅の決め方について
通勤や通学時の利便性は部屋探しでは非常に大切です。特に、土地勘がない場合は最寄駅からの徒歩も考え、乗り換え1回以内で電車は20分掛からないくらいが体力的にもおすすめしています。コロナウィルスの影響で長時間電車に乗るのを避けた部屋探しが大切です。
また、週末遊びに行ける駅へのアクセスも同時に考えて、部屋探しを行うと平日だけでなく、週末も充実した時間を過ごせるのおすすめです。
なお、最寄駅についてはその路線も含め、人身事故の件数や事故物件がどこにあるのか、犯罪はどこで起きているのかなども見ておくといいと思います。よく遅延する路線は今も残っているため。
2-3.最寄り駅からの方向について
最寄り駅が決まったら、次は方向です。商店街がどちらにあるのか?そして、事件や事故はどこが多いのか等。実は幹線道路沿いは事故物件が多かったりします。
一方で、住宅街には不審者が出たりします。駅周辺や治安については私たちも実際に歩いてみて、レポートしていますが、スマホでも簡単に調べることが出来ます。例えば、人身事故や事故物件、警視庁が作っている事件事故マップや不審者情報センターがやっているY! Map等もおすすめです。
3.手順2:予算を確認する
エリアや物件が絞れたら、最後は家賃や初期費用の範囲内にある物件から選びます。個人的に予算内であれば、生活環境をより重視して、お部屋を探す方が後悔が少なく良いと思います。地元と異なり、一人暮らしでストレスを抱えやすい東京では、住まいは最後の砦になります。採光や風通し等、論理的に自分を最も癒してくれそうな空間を選んでください。
まず、引っ越しの予算と言っても、毎月の家賃と敷金・礼金、手数料などの初期費用を考える必要あります。具体的には、現在の貯金額や今後の年収を基にいくらなら生活をして行けるのかを考えていく必要があります。
3-1.あなたにとって適切な家賃の決め方
最近は、元気な昭和や平成時代に無かったスマホ代やネット回線代が出てきたため、年収の3割っていう言葉は古いと思っています。手取りや年収の3割を信じて、部屋探しを始めた結果、家賃が高すぎて、生活が苦しくなってしまう失敗例がちょいちょいあります。
そこで、atliving的には、東京での生活を効率よく楽しんでもらうために、年収の2割から2.5割程度にするのが攻めつつ良いと思っています。具体的には、以下のように年収と家賃の関係を考えています。
・家賃 5万円・・・月収20~25万で年収200万円後半ぐらい
・家賃 6万円・・・月収25万円前後で年収300万円ぐらい
・家賃 7万円・・・月収25~30万で年収300万円中旬ぐらい
・家賃 8万円・・・月収30~35万円で年収400万円前後ぐらい
・家賃10万円・・・月収35~40万円で年収500万円前後ぐらい
・家賃12万円・・・月収45~50万円で年収600万円前後ぐらい
*330万円を超えると、所得税の計算が変わってくるので気を付けて下さい。
*あくまで、目安ですがこのぐらいで考えておくと、日々の生活に無理がなく、安心して仕事にプライベートに東京での生活を楽しめると思います。なお、記載した数字は額面で考えています。
3-2.初期費用について
引っ越しに関わる初期費用の目安は家賃の3〜5ヶ月分と思ってください。初期費用の内訳は以下だいたい以下の内容をイメージしてもらうと良いです。
・敷金・・・家賃の1ヶ月分が目安。退去時の原状回復費用(修繕費用)に充てられるので、原状回復にかかった差額が返金される可能性あり。
・礼金・・・家賃の1ヶ月分が目安。返金されない。最近は不要の賃貸も増えている。
・仲介手数料・・・家賃の0.5ヶ月〜1ヶ月分(仲介手数料は法律で家賃の1ヶ月分が上限と定められている)
・日割り家賃・・・契約日から当月末までの家賃。(最大家賃の1ヶ月分)
・翌月の家賃・・・家賃の1ヶ月分。家賃は基本的に前払いのため必要。
・保証料・・・家賃の1ヶ月分が目安。連帯保証人が不要なケースもあり。
・火災保険料・・・1〜2万円程度。個人で選べるケースもあり。
このほか物件によっては鍵の交換費用、見守りや駆けつけサービスなどの費用がかかることがあります。最近は「フリーレント物件」と言って、一ヶ月分の家賃が無料になり、初期費用が安く抑えられるものもあります。どうしても初期費用を抑えたい場合は利用するのもありですが、人気のない物件で間取りや日当たりがおかしかったり、その分月々の家賃等が割高になっていることもあり、安易に飛びつくのは危険です。一度現地を見て、決めることをおすすめしています。フリーレントを利用する場合、1年以内の短期解約時にペナルティが課せられるケースが一般的です。
なお、大家さんとしっかり信頼関係が築けている不動産仲介会社だと、初期費用の減額や分割払いに対応してくれることもあるので、仲介会社の担当に一度相談してみるのも良いと思います。上手に駆け引きをしてくれるしゃべれる担当がたまにいるので、ダメもとで条件交渉は聞いてみて下さい。
3-3.引っ越し代について
現在の居住地から引っ越し先までの引っ越し費用も早めに調べておきましょう。引っ越し費用比較サービスで見積もりを取るのも良いですが、営業電話がかかってくるのは覚悟しておいてください。
近年は引っ越し難民が溢れている影響で、3〜4月期は引っ越し業者がつかまらなかったり、費用が高額になる傾向があります。その時期は避けるか、どうしても春の引っ越しが必要なら前年に予約しておいた方が良いです。弊社では、提携の引っ越し業者を紹介しています。提携割も使えますので、事前にご連絡頂けると幸いです。
3-4.電気ガス水道ネット・携帯代について
家賃以外に月々にかかってくる費用もしっかりと考えておかないと、ギリギリの生活で苦しくなるといったケースがあります。最低限考えておきたい費用は以下の通りです。
・電気代・・・契約電力にもよりますが、一人暮らしなら月4,000円程度が目安。電力自由化で選択肢が増えた。昼間家にいないことが多いなどライフスタイルに合わせたプランを選ぶと良い。
・ガス代・・・基本的にガスよりはオール電化の物件の方が光熱費を総合した時に安くなる傾向。ガスで料理をしたいなど、ガスの物件を選ぶ際はプロパンガスではなく都市ガスの物件を選ぶと安くなる。
・水道代・・・平均的な一人暮らしで月2,000円程度が目安。節水機能が優れた最新式のトイレや洗濯機があればより安くできる可能性あり。
・携帯電話代・・・プランによる。格安SIMなら通話しても月1,500円程度のものからある。Wi-Fi物件を選べば自宅でネットする時にパケットを節約できる。
・ネット代・・・インターネット物件を選べば無料。ただしセキュリティが甘いもの、回線速度が遅いものもあるの注意。
<体験談・口コミ>
まさかプロパンガスがこんなに割高で、火力も弱いことを知りませんでした。(男性/40代/会社員・建設業)
なお、ガスだけでなく、電力の自由化により、東京電力や東京ガス以外にもエネオスや東急、オリックスなど電気や都市ガスをリーズナブルに提供してくれる会社があります。弊社では、あなたの生活に合った電気・ガスやネットなど提携の業者を紹介しています。提携割引きも使えますので、事前にご連絡頂けると幸いです。
4.手順3:家賃相場を確認する
エリアを決め、自分の予算を確認できたら希望エリアの家賃相場を確認して、物件選びを始めましょう。ただし、この時点での家賃相場はざっくりで構いません。
というのも、下記の大手2社で比較してもらえばわかりますが、家賃相場は会社によってかなりバラツキがありますし、時期や景気によっても変動します。そして、あくまで相場=平均値であり、エリア内でも相場よりかなり高い部屋もあれば、安い部屋もあるからです。
・スーモ・・・https://suumo.jp/chintai/soba/tokyo/
・ホームズ・・・https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/price/
このステージでは、予算の大まかなイメージをつかみ、絶対に住めないエリアではないことだけ確認してもらえば大丈夫です。ただ、ポータルサイトはどう使うかで選べる部屋数が大きく変わります。まずは物件数No1を謳うスーモについて条件と検索数の関係について、調べてみた結果をこちらのページにまとめてみました。特に、初期費用や家賃を意識する場合、検索条件の順序には気を付けて下さい。
5.手順4:建物や部屋の設備・仕様を決める
相場感をつかめたら、いよいよ建物や部屋などを決めていきます。部屋選びや引っ越しについて、私たちが実施したアンケートに寄せられた約4,000件のリアルな失敗談・口コミも紹介しますので参考にしてください。
5-1.効率的な建物や部屋の選び方3ポイント
はじめての東京など、慣れない場所での一人暮らしは大きなストレスを抱えやすいです。その為、何度も書きますが、日当たり・採光やカビが生えないための風通し等、論理的に自分を最も癒してくれそうな空間を選ぶことが重要です。ただ、何もかも求めていると決められなくなるので、後から変えられないポイントを優先して、順位を決め、効率的にお部屋を選んでいきます。
5-1-1.少なくともこれは譲れない条件を明確にする
まず、どんなに家賃が安かろうと、希望エリアであろうと「これがなかったら(あったら)絶対に住めない」という条件を決めてください。個人的な感情も入れて良いですが、私の経験から考えておいた方が良いと思う条件は次の5つです。
・最寄駅からの距離・・・基本的には徒歩で10分圏内に。
・日当たり*・・・日が当たりすぎ、当たらなすぎというのは想像以上にストレスになる。
・バス・トイレ別・・・こだわりがあるなら条件に入れる。
・独立洗面台(脱衣場)・・・特に女性は朝の支度のスムーズさや洗濯機の置き場に関わる。
・間取り・・・癒しの空間を作るというだけでなく、生活動線の効率や水光熱費にも関わる。
*方位で言うと東や南東、南が良いです。西向きは夕方以降も日が当たり、帰宅時もかなり暑く、北向きは冬場底冷えが酷く、スリッパがないと暮らせません。その他、二面採光が取れる角部屋など空気が勝手に流れ、換気が出来る構造の部屋は長い間部屋にいることが多い、この時期おすすめです。
5-1-2.優先順位をつける
次は、譲れない条件に優先順位をつけてください。譲れないとは言いながら、予算の関係で難しいこと、また同じような条件の物件が複数あるケースもあります。そんな時に、スムーズに決められるよう、優先順位をつけておいてください。
優先順位をつけておくことで仲介会社の担当者もあなたの部屋に求める条件や価値観を理解してくれるので、より理想的な部屋が見つかる可能性も高くなります。
<体験談・口コミ>
引っ越しを完了する期限が決められているので、1~2か月という限られた時間の中で物件を決めなければならないため、複数の不動産会社から多くの物件を紹介されても考慮する時間がありませんでした。
そのため、賃料・間取り・最寄り駅までの距離・近隣にスーパーあり・ペット飼育可など、物件紹介される前に、譲れない物件の条件を予め決めておくようにしています。(男性 30代 学生 大学院生)
5-1-3.コンセプトを決める
ちょっと漠然としていますが、住みたい部屋やライフスタイルのコンセプトを決めておくと思わぬ物件に出会えることがあります。例えば「休日は仕事のことを忘れ、趣味の料理に没頭できる」といったライフスタイルを希望していたとしましょう。あなた自身は希望を実現するための条件としてイメージしていたのが「ガスコンロが使えること」、「24時間ゴミが捨てられること」。
しかし、コンセプトを担当者に伝えれば「匂いがこもるのでロフト付き物件を避ける」、「生活スペースに匂いが回らないようワンルームより1Kの部屋」、「キッチンに西日が入らない間取りの物件」といったプロならではの視点でより理想的な部屋を見つけられる可能性が高まります。
もちろん、担当者の知識やコミュニケーション能力に左右される部分はありますが、言って損はないですし、ここでプロとして適切なアドバイスができないなら、担当や仲介会社を変えても良いと思っています。
ここまで決めたら「6.手順5:スマホで探し、担当に質問」で実際に部屋選びに進んでも構いません。ただその後の失敗を避けるために下記の部分もぜひ一度読んでください。
5-2.立地・周辺環境について
部屋の中の雰囲気は後からなんとでもなりますが、立地と周辺環境は簡単には変えられません。オンライン内見を含め、つい部屋のことばかりに意識がいきがちですが慎重に検討してください。
大通りや幹線道路沿いの3階以下の部屋は通りを歩いてる人と目が合ったり、音がかなり響きます。その為、もし選ぶなら4階以上をおすすめしています。他にも、線路近くや飲み屋街の近くは色々なトラブルがあるので、避けた方が無難です。
5-2-1.立地・周辺環境で見落としがちなポイント
立地や周辺環境に関して、失敗例を参考に部屋選びや内見の際に見落としがちなポイントを並べますので、参考にしてください。
・駅の近く・・・近すぎで騒音に悩まされるケースがあるので、距離感や駅の規模を確認する。
・高速道路の近く・・・都内には首都高速が走っているため物件の近くにあると深夜でも音や振動が気になる。特に道路と高さが同じあたりになるマンションの階数は避ける。
・治安・・・昼間と夜間の雰囲気が全然違うエリアに注意。昼間と夜間の2回内見するか担当者によく聞くこと。
・住宅街・・・静かで住みやすいが実は不審者も出没しやすい。古い住宅街だとローカルルール(暗黙の了解を含む)みたいなのが存在することもある。
・繁華街の近く・・・飲食には困らないが週末は酔っ払いが溢れたり、治安が悪化しがち。
・公園の近く・・・夜は不審者が出没することがある。昼間は保育園児や未就学児の遊ぶ声が気になり夜勤で昼間に寝たい場合にはツライ。また樹木による虫害、砂埃なども。
・学校の近く・・・昼間は子供の声、行事の時は周辺の混雑や音が気になる可能性がある。
・病院がない・・・一人暮らしでの病気・ケガは想像以上に大変。病院に行くのも一苦労なのでカゼの内科、花粉症の耳鼻科など体質や持病に合わせて病院があるか確認しておく。
・スーパーや日用品の店がない・・・ネット通販やウーバーイーツがあるとはいえ、徒歩圏内にないと不便。東京には高価格帯や外国人向けのスーパーもあるので、取扱商品や価格帯が日頃使いやすいところかも確認する。
・クリーニング店が近くにない・・・東京での一人暮らしは基本的に徒歩移動なので徒歩圏にクリーニング屋がないと結構大変。宅配サービスもあるが利用料との相談が必要。
・銀行の場所・・・上京時は何かと手続きで行くことも多い。少なくともコンビニATMはチェックしておく。
・坂の上、眺めの良い立地・・・ちょっとした上り坂でも仕事帰りに毎日通るとなると負担。角度が浅いと気づきにくいので内見時に要チェック。
5-2-2.立地選びでの失敗例・口コミ
・比較的駅に近い立地の人通りがある道路沿いの1階住戸に住んだのだが、深夜帯でも車通りや酔っ払いが騒いでいたりとうるさく住み心地が悪かった。(男性/20代/会社員・サービス業)
・駅近くの物件すぎると電車の騒音やコンビニまわりのさすがに騒音、空気が悪くて外に洗濯物が干せないなどを知らなかった(女性/20代/公務員)
・とにかく事前準備が重要です。物件もそうですが、エリアはしっかり選んだほうがいいです。特に東京は広すぎてネットで見ても書いてあることはバラバラ。何日もかけて探せるわけではないと思いますので、候補エリアは3つくらいに絞って物件探しの日を迎えましょう。もし、自分の想像と違う場合に慌てずにすみます。(男性/30代/会社員 ・旅行業界)
・住む場所によって移動にかかる時間が変わるので、家の立地選びはとても重要です。ちょっと遠くてもいい条件の家は、その分毎日の通学や通勤で少しずつすり減ります。(女性/10代/学生・大学生)
・目の前が公園で、かなり賑やか。また、砂埃がひどいので洗濯物は外干しできなかった。(男性/20代/会社員・福祉関係)
・住宅街であったために、駅からアパートまでにコンビニなどが一切なかった。(男性/20代/パート・アルバイト・販売業)
・立地の割にやや家賃が高いということが入学してから友人と比べ発覚した。(女性/10代/学生・大学生)
・駅やお店が近くにあり、立地が良いということと、人通りが多く騒がしいというのは表裏一体です。また、一年を通した住環境も想像すれば良かったと思います。(女性/30代/その他・研究職)
5-3.建物の設備・仕様について
建物の設備や仕様は引っ越し後に変えることは基本的にできません。生活の快適さに関わる部分なので、よく確認してください。
5-3-1.建物の設備・仕様で見落としがちなポイント
建物の設備や仕様で住むまで気づきにくいポイントに絞って注意点を並べます。
・オートロック・・・オートロック機能があるだけでなく機能の内容も確認。鍵を忘れてエントランスを出てしまった場合、締め出されたという経験者も多数…
・エレベーター・・・ある、ないだけでなく部屋の数に応じた基数があるか、乗れる人数、スピードなども確認を。通勤時間帯にエレベーターが混雑するとストレス。
・宅配ボックス・・・在宅時間が少ないなら必須アイテム。大きさや個数を確認。防犯のために普段は在宅中でも基本的に宅配ボックスに配達してもらい、水など重いものだけ部屋に運んでもらうという使い方をしている人も。
・ゴミ捨て場・・・敷地内にあり24時間いつでも捨てられるタイプが便利で防犯面も安心。
・リノベーション物件・・・見た目の綺麗さだけに惑わされない。カビや臭い、害虫、構造の不備などがないか確認。
・洗濯物干しのルール・・・都内や高層マンションは外干し禁止の物件も多い。ルール上問題なくても隣家や都市高速と近いなどで干すのをためらうケースもある。
・通路の広さ・・・引っ越しの際持ち込む大型家具や家電が通るか確認。狭いと普段の生活でも住人とすれ違う時にちょっとしたストレスに…
5-3-2.建物の設備・仕様での失敗例・口コミ
・オートロック機能があったことは良かったです。今の日本は決して治安は良くないので防犯対策がある物件の方が安全です。(男性/20代/会社員・保険業界)
・オートロックのマンションだったのですが、賃貸で住んでいる者には部屋番号での入室は禁止されていて暗証番号を教えてもらえず、鍵を開けないと入れなかったので、鍵を持って出るのを忘れた時は、雨の中、他の住人の方が帰ってくるまで待つという失敗をしました。ちゃんと暗証番号を教えてくれるオートロックのマンションにした方が良かったと思いました。(男性/20代/会社員・運輸業)
・オートロックではなかった為、後をつけられてインターホンを鳴らされました。(女性/10代/学生・航空業界に就職予定)
・エレベーターが部屋に着くまでの秒数も気にするべきだった。また階数を低めにしてもよかった(女性/30代/会社員・看護師)
・4階建てでエレベータがなく、階段も急で、夏にミネラルウォーターを運ぶのが大変でした。ネット通販で購入して、運送会社の人に運んでもらおうと思っても、1階の宅配ボックスに入れられて、結局自分で運ばなくてはいけなくなったりもしました。(女性/20代/会社員・webプログラマー)
・宅配ボックスが設置してあることです。働いているので平日のお昼に荷物の受け取りができないので重宝しています。(女性/30代/会社員・製薬メーカー営業)
・敷地内のゴミ置き場はなぜか可燃物のみで、資源ゴミはかなり離れた地にもっていかないといけないことが後で分かった(男性/20代/会社員・介護士)
・住み始めた時の2年前にフルリノベーションをした物件だったので、内装はかなり綺麗で満足していましたが、部屋の内部に大きな梁であった部分があり、照明が部屋の中でも梁に遮られることに気づきませんでした。また、窓サッシの状態をよく確認しておらず、結露がひどく、ゴムパッキンも劣化しておりリノベーションが不十分な箇所が見つかりました。(女性/20代/会社員・金融系)
・以前、古い物件で ネズミが天井に住み着いている物件あたってしまいました。築年数やリノベーション時結構注意です。(女性/30代/会社員・アパレル)
・新築やリノベーション物件を選ばれた方は、住居がきれいな事を重視されるのだと思います。しかし儲け第一の不動産業者の中には必要な乾燥作業の手を抜く者もいます。家具の配置を早く決めたいとは思いますが、最低限ベッド(布団)を置く予定の場所に湿気が上がらないことを確認した方が良いと思います。(男性/20代/会社員・通信事業)
・人が通る分には問題のない通路だったが、家具の搬入に苦労した。分解できるベッドなどは通れるように分解した。(女性/20代/会社員・管理栄養士)
5-4.部屋の設備・仕様について
部屋選びで気をつけたいのは見た目のイメージにとらわれ過ぎないことです。雰囲気やカーテンや家具、インテリアで変えられます。部屋選びの際は、後で変えられない設備や仕様をチェックしてください。
5-4-1.部屋の設備・仕様で見落としがちなポイント
後で変えられない、かつ生活の快適さを左右する部屋の設備や仕様を見極めるポイントについて解説します。
・日当たり・・・日当たりの加減は人間のストレスに大きく影響する。方角だけでなく窓の位置や季節による変化、近隣のビルやマンションからの反射や影にも注意。
・角部屋・・・隣人トラブルが起こりにくく人気だが、すぐ近くにエレベーターや階段があると住人が移動するたびにうるさいことがある。
・間取り・・・内見時に生活動線をイメージして効率が良さそうかチェック。玄関や大きな窓など外部からの視線も確認する。
・天井の高さ・・・低すぎると圧迫感がある。疲れを癒すには高めの天井が良い。
・壁の色や素材・・・内見時はおしゃれと思っても奇抜な色だとインテリア選びが難しかったり、住んでいるとだんだんストレスになったり飽きたり…素材がコンクリートだと冬場は冷たく、夏場はカビることもある。
・風通し・・・部屋に換気システムがついているか、部屋中の空気が入れ替わる位置に窓があるかを確認。
・キッチン(コンロの口数)・・・料理をよくする場合はキッチン作業スペースの広さやコンロの数が十分にないとかなりストレスに。
・収納・・・一人暮らしでも案外荷物はあるものなので収納スペースはしっかり確保する。
・ロフト・・・おしゃれなので人気だが、実際住むと使い勝手が悪いと不評なケースが多い。本当に必要かよく検討する。
・エアコン・・・初期費用を軽減したいならエアコン付き物件がオススメ。ただし古いエアコンだと臭いや電気代が気になることもあるので製造年を確認する。
・冷蔵庫や洗濯機など大物家電置き場・・・大型家電を持ち込む場合は置き場所をチェック。洗濯パンのサイズや注水口の方向も確認しておく。
・コンセントの数と場所・・・十分な数があるか、また生活をイメージした時家電を使う場所にコンセントが設置してあるかを確認。設置場所が悪いと延長コードが必要になったり、部屋中をコードが走ることになり、不便なだけでなく見た目も悪い。
・インターネット設備・・・インターネット物件に安易に飛びつかない。セキュリティが甘かったり、回線速度が遅かったり、ネット利用料が家賃に乗せられていて相場より高いケースもある。また古い物件では光回線やWi-Fiが使えないケースも。
5-4-2.部屋の設備・仕様での失敗例・口コミ
・物件情報には南向きと書いてあったものの、内覧時間が夕方で雨の日だったので、暗くてもこんなもんかと思っていたのですが、実際は少し離れたところに建っているビルの陰で全く日が当たらなかったことがありました。2年間日当たりの全くないところで過ごしましたが、気が滅入りそうでした。(女性/20代/会社員・広告代理店)
・角部屋でしたが、隣のマンションとの隙間が小さかったため、隙間風が非常に吹いていました。そのため、洗濯物が飛ばされることも何度かありました。(男性/20代/会社員・事務職)
・引越し先のほうが家賃の相場が高かったので、引越し前の部屋よりも狭くなりました。探す時間もなかったので、立地と家賃と広さが妥協できるラインでお部屋探しをしましたが、もう少し広い部屋を探していれば良かったと思います。(女性/30代/その他・研究職)
・値段のわりに広く立地条件も良かったので入居したのですが、実は窓が東向きで冬とても寒かったです。(女性/20代/会社員・工務店事務員)
・コンクリートの壁の部屋だったので通気性が悪く湿気がすごかったので、あらゆるものがカビました。(男性/40代/会社員)
・2DKで玄関を入って仕切りもなくダイニングが丸見えという間取りだったので、宅配の方など来訪者から室内が丸見えになっていた事です。(女性/30代/会社員・サービス業)
・インターネット契約のことがよく分からず、最初の半年程は高額な料金を払ってしまっていた。(女性/10代/学生・高校生)
・コンセントが非常に少ない部屋でタコ足配線がすごい。エアコン用のコンセントがないのでエアコンあっても使えない。(女性/30代/会社員)
5-5.トラブル系について
住環境で大きなストレスに発展しやすいのがトラブル。完璧に防ぐことは難しくても、部屋選びの時点で避けられることもあります。
5-5-1.トラブル系で見落としがちなポイント
下記の点についは部屋を決定する前に必ず確認してください。
・騒音・・・平日の昼と夜、休日の昼と夜の4パターンの騒音状況を確認できるのがベストだが難しい場合も一度は夜にチェックしたい。
・電気やガス・・・家賃の安さに惹かれて決めたら電気やガス代が高かったというケースも。物件単位で指定されている場合には契約内容を確認しておく。
・お金や契約・・・不動産会社にお金を支払うタイミングと契約内容はよく確認。特にキャンセル時や退去時に返ってくるお金と返ってこないお金、更新料や保険料など住んでいる途中で再度かかってくるお金は見落としがちなので注意。
・ペット・・・ペット可能物件では臭いや騒音、ペット関連のトラブルも。またルールに反してペットを飼育している住人がいないかなども確認。
・事故物件・・・ガイドラインがあるものの曖昧な点も多く、事故物件であることを伝えない悪質な仲介会社や大家もいるのできちんと聞いたり、自分でも情報収集する。
・害虫や害鳥・・・飲食店、公園、川・用水路などが近くにあると害虫や害鳥に悩まされることも…
5-5-2.トラブル系での失敗例・口コミ
・部屋の壁がとにかく薄く、隣の生活音や話声が丸聴こえだったのが驚きました。(男性/20代/会社員・運輸業)
・入居時は大丈夫で挨拶もできたお隣のお年寄りの一人暮らしの方が途中から痴ほうを発症したようで、昼夜問わずの大音量のラジカセ音や叫び声・徘徊での物音に悩まされました。
(女性/20代/会社員・広告代理店)
・隣の部屋の人が若い男性で、休みのたびに友人と飲み会をされていて、リビングが隣り合っているのもあり、かなりうるさかったです。(女性/20代/会社員・webプログラマー)
・隣が兄弟の学生でペット禁止なのに大型犬もいて毎晩うるさく、安眠できませんでした。(女性/20代/会社員・金融)
・変な特約に契約させられないか気にしていた。(男性/40代/会社員・運輸業)
・ゴミ置き場、自転車置き場、その他の共用部がきちんと管理されているかどうかをしっかりみておくべきです。ボロボロなのは管理もそうですが、住人も使い方が悪い可能性があります。(女性/40代/会社員・IT系)
・ゴミのマナー問題。しっかりしたゴミ捨て場がないのに、ネットをちゃんとかけず、カラスに荒らされてしまう。管理会社に言っても対応してくれない。(女性/30代/主婦)
・個人所有のマンションでしたが、入居前は親切だと思っていた大家さんがお金にうるさくて、契約更新ごとに様々な理由を付けて値上げしようとするので、交渉たびにほとほと疲れました。(女性/30代/役員・自営業・フリーランス/翻訳、およびサービス業)
・霊感が強いので、事故物件だったら嫌だなぁ、と思ってました。(男性/20代 /会社員・IT業界)
・過去に事故物件を紹介されたことがあるため、押し入れは必ず確認していました。当時の担当者は黙っていたので。(男性/20代/会社員・サービス系)
・引っ越してみると真上の住人が洗濯たたきでものすごいゴミを毎日落としてきたり、うちのベランダからなぜか上の人の布団3分の1ぐらいが毎日垂れて見せられている状態、挙げ句の果てに短期間に6回ぐらいうちのベランダに布団が落ちてきた。そして何より事故物件ということを知らず、霊現象に悩まされ、当時鬱になった。大家さんと仲良かった為、聞いたところ、やはり事故物件でした。(女性/10代/パート・アルバイト/スナック勤務)
・排水管から下水臭がすることがあった。大きなムカデが部屋の中に入ってくることがあった。日当たりが悪く、洗濯物が乾きにくかった。(男性/20代/学生・学生)
6.手順5:スマホで探し、担当に質問する
手順4までの内容をザッと頭に入れたら、いよいよ部屋探しに入ります。令和の部屋探しで最も効率的なのはスマホを活用することです。決めたエリアや予算を元に、スマホで検索していくつか物件候補を見つけましょう。そして、物件候補について、あらかじめ決めた譲れない条件やその他気になることがあれば質問してください。回答内容だけでなく、ここでの担当の対応(返信のスピード、言葉遣い、誠実さなど)をよく観察することが重要です。
もし、対応に違和感を覚えた場合、後々の契約などでもトラブルや面倒なことに発展する確率も高くなります。賃貸の部屋をたった一社の不動産仲介会社が取り扱っているケースは少ないので、会社ぐるみで不誠実な対応をされたら別の仲介会社を利用すれば良いだけです。
7.手順6:面談や内見をする
気になる物件がいくつか絞れて、仲介会社や担当も問題なさそうなら面談や内見に進みましょう。遠方からの引っ越しや忙しくてあまり面談や内見の時間を取れない場合は、1日で複数件回れるよう手配してもらってください。
物件間の距離や内見をどれくらいじっくり行うかにもよりますが、エリアをある程度絞れていれば、1日で5部屋程度は見て回れます。ただし、回りすぎるとどれが良いかわからなくなってしまうので注意してください。スマホでの検索や担当者への質問である程度疑問を解決しておくことが効率を高めるポイントです。
一人暮らしの部屋でも内見をすべきなのか?体験談や口コミを基にしたデメリットやメリットをまとめました。
8.部屋探しで失敗しないためのコツ、まとめ
失敗を避け、満足度の高い部屋探しをするにはまず『情報弱者としてカモられないこと』を意識して、動いてください。自分で情報を集め、自分の頭で考えることが重要です。相手は商売でありプロであると心得て、自分の責任で部屋探しをするという覚悟を持たなければなりません。
その上で、下記の手順で部屋探しを進めると非常に失敗が少なく、効率的に進められます。
手順1:エリアや駅を決める
手順2:予算を確認する
手順3:家賃相場を確認する
手順4:建物や部屋の設備・仕様を決める
手順5:スマホで探し、担当に質問する
また過去の失敗談、体験談をたくさん知っておくといざ似たような場面に出くわした時に回避できるので、一度読んでおいてください。本記事が、あなたの部屋探しのお役に立てたら幸いです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しがもっと効率的になるように参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、担当者に色々な確認をお願いする方が簡単に効率的になると思います。もし、動いてくれない、連絡くれない又は遅い担当なら、他の不動産屋に行った方がいいと思います。星の数ほど、不動産屋はありますから。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合にはメール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの診断をやってもらった人のインタビューがあります。もし、変なところで失敗したくない方は読んでみて下さい。これまでの失敗談を参考に20代、30代の男性に人気のロフトについてまとめました
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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