振り分けとは、キッチンや廊下などを通って、独立した扉がついたお部屋に行ける間取りのことを言います。
たとえば、「A居室」・「B台所」・「C居室」という間取りがあり、「B台所」の境目に、「A」と「C」のそれぞれの扉や襖があり、居室に入れるような場合です。 各々を個人の部屋にしたい場合は、各部屋が独立している振り分けタイプの方がいいですね。
反対に、「B台所」の境目には、「A」の扉や襖だけが接していて、「C」の襖が「A」にしか接していない間取りのものは、「C」の部屋に行くためには、必ず「A」を通らなければならず、振り分けとは言いません。
このタイプのメリットは、「A」と「C」の間の襖を開けて置くこともできるので、ひと続きの部屋とすることができたり、エアコンの設置を1台で済ますことができたり、隣のお部屋のテレビを見ることもできるところです。
しかしながら、家族の生活動線や、生活時間帯が異なる場合には、部屋の行き来が煩わしくなることもあります。
家族の生活動線なども考慮しながら、「振り分けになっているお部屋」「振り分けになっていないお部屋」のタイプを選びたいですね。
生活スタイルに合わせた間取りのご提案もいたしますので、お気軽にお声掛けください。
担当:馬場
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