不動産の売却をお考えの方へ、
こんにちは、住まいのお悩み無料相談、アリネットで住まいのお悩み相談を受けている不動産鑑定士補兼相続アドバイザーの相樂です。
自宅を売却する場合、少々経費がかかっても「早く」「高く」売れることにつながればと、実行を検討する施策がいくつかあります。
そのうち、近年注目を集めてきているのがホームステージングです。
そこで今回は、家を売却する際のホームステージングとはどのようなものか、メリットや費用などを解説します。
1.家を売却する際のホームステージングとは?
ホームステージングとは、ホーム(家)とステージング(演出する)を組み合わせた新語です。
1-1.中古物件をモデルルームのように
ホームステージングの手法とは、売却予定の建物の内装を、家具やインテリアでコーディネートして演出し、物件の魅力を活かすことです。
アメリカでは1970年代に始まって一般化したのですが、日本では長らく、建売住宅やモデルルームでのみ行われていました。
しかし近年、中古住宅の流通が盛んになり、日本の中古物件でも、専門業者に依頼してホームステージングを行う例が増えてきました。
以降、ホームステージングは不動産業界のみならず、インテリア、マンション経営、家具家電販売、引っ越し業など、さまざまな業界で目の離せない存在となっています。
1-2.ホームステージングの現状
1-2-1.注目され始めた背景
その他に、ホームステージングが注目され始めた背景として、インターネットで住まい選びをする比率が高まってきたことが挙げられます。
スマートフォン等で部屋の細かい情報が得られ、写真の掲載点数も以前は3点から4点ほどが主流でしたが、20点以上ということも珍しくなくなりました。
1-2-2.新型コロナウイルスの影響も大きく
このように、室内の仕様を細かく検討する習慣が広まっていった状況をさらに推し進めたのが、新型コロナウイルスの影響です。
テレワークの促進や『おうち時間』の増加で、快適な自宅生活への関心が高まりました。
それにより、センスの良い部屋への需要や、すぐに生活のイメージができる物件に人気が集まりました。
購入検討者に好印象を残しやすく、リアルな生活を想像できるホームステージングは、今後さらに注目を集めることが予想されます。
1-3.バーチャルホームステージングとは?
ホームステージングをさらに進化させたものが、バーチャルホームステージングです。
空室として合成されたお部屋の内観に、自由に家具のパーツを配置して、住まいのイメージを作り出す技術です。
VRコンテンツとも連携して、ホームステージングが施された物件内をバーチャルに内覧できるものも登場しています。
実際のお部屋に、調度品を配置して内覧をする方法に比べて、さまざまな可能性やメリットがあるため、今後の普及が期待されます。
2.家を売却する際のホームステージングのメリットや注意点は?
それでは、実際にホームステージングをした場合のメリットや注意点を見てみましょう。
2-1.ホームステージングのメリット
ホームステージングのメリットは以下の通りです。
- 購入検討者に好印象を残しやすい
- 購入検討者がリアルな生活を想像できる
- 物件情報に写真を掲載することで、内見希望が増える
- 実際の内見までに、よりイメージをふくらませることができる
2-1-1.ホームステージングによる効果
空き家の状態で売却を開始する場合、家具、家電や荷物を搬出した後のお部屋は、どうしても寂しく感じます。
そのようなお部屋は、ホームステージングによって物件購入への意思を高める効果が見込めます。
また、空室の写真に比べて内見してみたいという需要を喚起する効果もあります。
さらに、バーチャルステージングなどは、実際の内覧前にしっかりイメージを固めていただくこともできます。
2-1-2.家具の買い取りサービスも
ホームステージングで配置されている家具の買い取りサービスもあり、その場合、買主の引っ越しサポートにもなります。
2-2.ホームステージングの注意点
続いて注意点ですが、まず要注意なのは、費用に見合った効果が見込めるかを考える必要があるということです。
業者に依頼して空き家のステージングをすると、3か月単位でもかなり高額となる場合があります。
他の物件で行われているステージングの施策を参考に、「このくらい」というイメージを検討してみてください。
また、趣味性の強い好みのはっきりしたステージングを施すと、購入希望者の好みによっては、検討の対象から外される可能性があるため、意識する必要があります。
3.家を売却する際のホームステージングの費用は?
では、ステージングには具体的にどのくらいの費用が必要なのか説明していきます。
3-1.ホームステージングの相場
まず、専門業者に依頼して行う場合ですが、居住しながらアドバイスを受け、自分でコーディネートする場合は、数千円から数万円程度かかります。
空き部屋にコーディネートや家具レンタルを依頼した場合は、15万円から30万円がおおよその相場です。
レンタルは3か月単位などで区切られており、その都度支払いと継続手続きが必要となります。
もちろん、レンタルする家具の数やグレードによって費用は変動するため、コストを調整することは可能です。
水回りに力を入れると、効果は高い反面コストがかさみやすいと言われているため注意が必要です。
3-2.さまざまなパターンの費用
ホームステージングは業者に依頼する以外に、前述のバーチャルホームステージングや、DIYによってステージングをする方法があります。
3-2-1.バーチャルホームステージングの費用
バーチャルホームステージングの費用は、1万円前後から4万円台で可能ですが、価格によってクオリティの開きが大きいため、事前の比較をしっかり行う事が大切です。
VR内見コンテンツと組み合わせると、10万円~30万円になる本格的なバーチャルホームステージングもあります。
3-2-2.DIYの費用
DIYの場合は、費用も完全に自由ですが、5万円~10万円くらいの予算をかける方が多いようです。
家具の買い取りを依頼する可能性がある場合は、業者の担当者に直接問い合わせする必要があります。
3-3.売却を有利にする、そのほかの施策
売却を有利にするうえでは、まずひろびろ感や清潔感も重要な要素となります。
住みながら売却を進める場合でも、転居する前に不要な荷物や家具などを処分したり搬出するだけで、内見する際の印象は良くなります。
3-3-1.ハウスクリーニング
また、専門業者に依頼してハウスクリーニングを行うと、壁や水回りなど、長年の汚れが取れて見違えるようにきれいになることがあります。
ハウスクリーニングの費用相場は、家族用の広さの物件で、4万円~6万5千円くらいで、居住中でも依頼することができます。
3-3-2.ホームインスペクション
見えない部分での信頼性を高め、良い売却を促す施策としてホームインスペクションという方法があります。
ホームインスペクションとは、プロの建築士による建物状況調査で、基礎の傷みやシロアリ、給排水管の状態など、建物の隠れた不具合がないかを調べることです。
インスペクションの費用は4万円~6万5千円ほどですが、住宅瑕疵保険を付けることができ、購入希望者にとっては大きな安心材料となります。
この他、耐震診断という方法もあります。
15万円~25万円と費用はかかりますが、昭和56年前後より前に建築された物件は、耐震診断を受けて良好な結果を得ることができれば、売却時にかなり有利となります。
4.今回のまとめ
家を売却する際のホームステージングとはどのようなものか、メリットや費用などを解説しました。
4-1.まずは専門家に相談を!
ご希望に近い期間や価格の売却のためには、専門知識に基づいた検討の上、さまざまな手段の中から方針を決めて進めるのが良いです。
4-2.離婚に伴うご自宅の売却で悩んでいる方へ
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