C.解決事例(お客様の声)

仕事に集中するため上京したものの、線路近くの物件を選び失敗

土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。

部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?

この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。

第2452回目の今回は、WEBライターをしている20代の男性フリーランスの方にお話を聞きました。2016年3月の条件改善・気分転換を機に、北海道から関東地方への1LDKでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

北海道から関東地方へ、条件改善・気分転換を理由に引っ越しされた方で部屋探しの条件、特に1階部分をどう借りるかに関して、強い不安を感じていたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

スーモを使った賢い検索方法について、実際の検索数を基にその手順をこちらのページにまとめました。敷金、礼金、手数料が安い部屋を優先するより、2階以上、風呂トイレ別などの条件を優先して、検索した方が変な部屋を選ぶことはなくなります。

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

自営業としてWEBライターを行っていたので仕事にもっと集中するために、住居兼仕事場として使える部屋探し・引っ越しを行いました。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

なるべく商業施設などが集中した環境に引っ越し、仕事がない時には散歩間隔で周辺を歩き回り気分転換できるような環境を整えたかった。

2.引っ越しまでの期間とその理由

一ヶ月程度掛かりました。あまり深く考えすぎてもしょうがないので、考えはじめてから一カ月以内には決定しようと事前に決めていたため。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

一人暮らしをするにあたって、何階の部屋を選ぶべきなのか、1階が空き部屋のことが多いが1階の部屋を選んでも何も問題がないのかどうか。

また、遠方への引っ越しになると家具を運ぶのにかなり高額な金額を取られることになるので、どの家具を運ぶか、どの家具を事前に捨てるのかを考えなければならない。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

はじめての部屋探しで自分にあった部屋をどう選べばいいのかよく分からなかったため。また、遠方への引っ越しで実際に見積もりを取ってみると高額になったため、何を持っていくか選択しなければならなくなったから。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

駅・線路の近くの部屋に引っ越すことになったが、電車の通る音やホームのアナウンスの音などの騒音系に慣れるまで時間がかかった。本当はこういう部屋を選んではいけないと思うが、当初は分からなかったし、誰も教えてくれなかった。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

なるべく良い環境で安い家賃の部屋、なおかつ駅の近いところを、という選び方をしたが、駅に近いというメリットばかりに目を向けて、それらが近すぎることによるデメリットをあまり深く考えていなかった。

4-3.失敗再発への対応は?

家賃や環境だけにとらわれず、実際にその場所に住んだと仮定して、どのような弊害が発生するかも事前に考えておく。

さらに、その環境でも自分がちゃんと生活できるかどうかを考えておく。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

遠方への引っ越しで、土地勘がなかったので不動産屋さんにもっと聞いておくべきだった。

どうしても初期費用を抑えたい、敷金礼金ゼロじゃないと引っ越せない方はコチラのページを見てみて下さい。スーモでお部屋を検索時に初期費用を抑えることでどれほど選択肢だ減っているのか、わかると思います。

5.引っ越し後のトラブル

周辺が夜になると人通りが少なくなり、かなり暗くなるため、小さめの事件だけでなく、実生活にあたって不安になるような事件も稀に起きていた。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

実家で生活しているとわからない、人間が暮らすにあたって必要となる家事やその忙しさなどを感じることができる。

6-2.そう思った理由は?

引っ越してみて、食事を作ることになった時、フライパンや食器、お箸などが実際に無く、結局、コンビニの方が便利だと思ったから。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

一人になってみて、親のありがたみが分かると思います。

7.部屋探しのアドバイス

家賃や安さだけにとらわれず、自分がその環境でどのような生活をしたいのかを事前に考えておくことが重要だと考えています。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

仕事関連の引っ越しとなると、仕事の周りのこと(例えば、会社への距離とか)ばかり気にしがちですが、それ以上に自分自身をストレス無く住める環境であるか、自宅の周辺環境は良いかどうかをある程度重視した方が良いと思います。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

不動産屋に物件の問い合わせをした際に完全にテンプレート返信をしてきた不動産屋はかなり微妙でした。

その為、すぐに直筆の内容で多くの情報をくれた不動産屋を選ぶことにしました。

9-2.不動産会社に期待するは?

部屋の決定後、なるべく割安な引っ越し業者の紹介をしてもらうサービス。単なる部屋の紹介だけでなく、簡単に引っ越しの手続きができるよう連携してほしい。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

初めてのお引っ越しで都会へのお引っ越しということで不安も多かったと思います。今回は、駅・線路近くの物件だったので「カンカン音」が気になった、引っ越し業者も高く、時間を要したことを後悔されていました。

10-1.ストレスの原因は「音」から

まず、「音」に関しては住むと慣れるとも言われますが、やはり線路や駅の近くは朝から夜まで常に音を発しているので、田舎から出てきた人からすると耐えがたいかもしれません。なんせ地方と都会の交通量の差がすごいです。また慣れていない方にとっては「騒音」はストレスに感じる方が多いので、幹線道路沿いや駅近くはなるべく避け、住宅街の方がいいと思います。家賃や風通し等の住環境が圧倒的に良くなるので。

10-2.引っ越し業者の選択に迷ったら「相見積もり」で比較しよう

二つ目に、引っ越し業者についてです。こちらで料金が高いと感じたら『相見積もり』で費用やサービスの比較をしてみたり、不動産会社の提携している業者を紹介してもらうと特別割引が利いたりもします。一度担当する営業マンに聞いてみるといいと思います。弊社でも一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。

競争が激しい引っ越し業界は他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。是非、次のお引っ越しでは今回の失敗を糧に成功して欲しいと思います。いい物件が見つかることを願っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。

日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)

つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。

小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。

あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?

急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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